クリエーター図トーク

1)展示作家との会談、作品制作コラボレーションを基軸に作り上げる映像配信とクリエーターの制作現場を訪れての取材。クリエーターはリレー形式でつなぎ、輪を広めていく。

2)クリエーターをスタジオにお招きしてのライブ配信・ゲストとのライブチャットも可能。

クリエーター図トーク Vol.008--- 番組提供・株式会社ワコム

[フォトグラファー]●西村 陽一郎(にしむら よういちろう)

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1967年 東京都生まれ。

 

1985年から美學校写真工房で4年間学び、1990年にはフリーカメラマンとして仕事を始め現在に至る。美學校入学時に衝撃を受けたPhotogram(フォトグラム)に出会い、多数の展示会を開催、現在では不定期だがワークショップを行い好評を受けている。個展多数

●私がはじめて西村氏の作品を目にしたのが新宿のギャラリーユイット(現在はビルごと改築という事で無くなっている)だった。ユイットの白い壁に並ぶ額の中は、どれもが真っ黒な印画紙の中に青い炎が揺らめいていた。この青い炎に近づいてみると、それは全て木の葉一枚で同一の青い色ではあるのだが、様々な深みを持つ色が青い葉の中に潜み、揺らめいていた。

 

今回は彼のライフワークPhotogram制作の様と、何故その様な作品を作り出しているのかを探るべく取材させて頂いた。物静かな語り口は作品の優しさそのままを見ている様な気がする。

 

●Photogramとはカメラを使用しない写真制作だ。印画紙の上に直接物を置き、感光させる技法だ。歴史をたどると1830年にはフォトグラムは制作されていたようだが、1910年代にドイツのダダイズム芸術家クリスチャン・シャド (Christian Schad )が築き上げ、1920年初頭マン・レイとモホリ=ナジが大量に制作した事から一般的になった。

 

●西村氏が写真の道に入ったのは森山大道や中平卓馬の写真集を見て触発されてと言う事だが、写真を勉強しに入った美學校入学時に受けた初授業でのフォトグラムの面白さを見せつけられ、今になるまでその衝撃を形に残す事になっていった。初めてのフォトグラムは印画紙の上に手を置き、その影を印画紙にそのまま焼き付け、暗室の中で徐々に浮かび上がる自分の手の影は今でも目の奥に焼き付いているのだろう。

 

私が考えるにフォトグラムは印画紙上に置かれた、そのものの命をそのまま定着する方法なのだと思う。きっと西村氏の受けた衝撃はその命を見たのではないだろうか。今回、実際に彼のスタジオで見せていただいたフォトグラムは、近くの公園で拾ってきた木の葉を使った物だったが、その一枚の落ち葉の中に残る命の揺らめきが、まるで最後の踊りを踊るかのように映し出された。

 

西村陽一郎ホームページより
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ある秋の日の朝、保育園へ向かう途中の第一運動公園で、赤や黄色に紅葉した桜の落ち葉を、娘と一緒にたくさん拾いました。
それは、桜並木の下に続くアスファルトの歩道の上に、朝露にぬれて、鮮やかに光っていました。
その葉を家に持ち帰り、写真にしたのがこの「青い葉」のシリーズです。
桜の葉の、フォトグラムです。

フォトグラムは、カメラを使わない写真です。
暗室の中で、被写体の影を印画紙に直接焼き付けて作ります。
焼き増しのためのネガが無い、というか、そのもの自体がネガなので、作品は1点だけです。
また、明暗は逆転し、色は補色になります。
補色とは、ある色に対して、混ぜ合わせると無色(灰色や白)になる、反対側の色のことをいいます。
「青い葉」では、紅葉した葉の赤い部分が水色に、黄色い部分が青色になりました。

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●LIFE―西村陽一郎写真集 (大型本)
生き生きしたチューリップの花を立ち枯れるまで撮影したモノクロの写真集、自分の子供が生まれた時、枕元に置いたチューリップを背後に記念のために撮影しはじめ、花びらが落ちるまでを記録した。背後に黒い布を置き撮影したチューリップはステージに上がった女性ダンサーのような美しく流れるような曲線と空間を演出している。

 

西村陽一郎氏の展示会「IKAROS」2009年7月28(火)〜8月9日(日)
フォトギャラリー・ルーニィ
東京都新宿区四谷4-11みすずビル1階
03-3341-8118
http://www.roonee.com
ワークショップなどの情報もこちらから

 

西村陽一郎ホームページ
http://www.geocities.jp/yoichiro246/
メルマガも発行しています。

 

Vol.007-01
Vol.007-02

写真集「LIFE」

 

フォトグラム「青い花シリーズ」
作家:Artist HAL_  http://hal-i.com/
----アーティスト----

キャラクター制作・デザイン・グラフィックアートを扱い、特にペ イントアートには定評がありペンタブレットの株式会社WACOMで も紹介され、 Painterで有名なカナダCOREL株式会社サイトでは Painter Masterとして登録されています。

※フリーランス、aiD'en会員、Digital Image 会員、デジタルハリウッド講師、韓国KIDP客員教授

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