1)展示作家との会談、作品制作コラボレーションを基軸に作り上げる映像配信とクリエーターの制作現場を訪れての取材。クリエーターはリレー形式でつなぎ、輪を広めていく。
2)クリエーターをスタジオにお招きしてのライブ配信・ゲストとのライブチャットも可能。
1)展示作家との会談、作品制作コラボレーションを基軸に作り上げる映像配信とクリエーターの制作現場を訪れての取材。クリエーターはリレー形式でつなぎ、輪を広めていく。
2)クリエーターをスタジオにお招きしてのライブ配信・ゲストとのライブチャットも可能。
1967年 京都府生まれ。
勅使河原宏の前衛的な「いけばな」作品に出会い華道を学び始める。その後「はないけけ」ライブ・パフォーマンスを開始。地脈を読み取りモノと花材を選び抜き、いけることの独自な生きる世界を立ち上げ続けている。創造と破壊を繰り返すその予測不可能な展開は、各分野から熱烈な支持を得ている。
公式サイトーHANAIKE
●上野雄次氏との出会いは木部氏のトロッタの会を収録したDVDの中であった。その映像は木部氏の詩唱の終盤に、いきなり地から湧いて出てきたかのように登場し、黒い布が掛けられた丸い台の上にのせられた異様な塊を何物かでたたき壊し、その際に飛び散る赤い物体が妙に生々しく感じられる映像だった。後でおうかがいした所、異様な塊は真っ黒に塗られたアロエの株であり、飛び散った物は赤いバラの花びらであると聞かされた時にはさらに驚いてしまった。
このパフォーマンスを見て、いったいこの人は何をしているのかと疑問が頭の中をめぐり、この様な事をする人が「花道家」という名前で活動している事に対しとても興味深かった。しかし、取材は前回収録の映像編集でもたついているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまい上野さんに連絡を付けないまま長い時間が経ってしまっていた。
そんな時に木部氏からメイルが入り上野氏の教室が開かれるという情報を得て、早速「花生け」教室に合わせるよう時間を作って神宮前にある「メコノプシス」に出向いてみた。
●「花生け」教室開催時間よりだいぶ早く行くつもりが、出る前に手間取りぎりぎりの時間になって到着した。上野氏はそんな間際の時間にも関わらず淡々と自分のペースで教室の準備をしていた。初対面の私への挨拶もそこそこであることから、開催時間にはある程度気は取られていたようだが、彼の行動は「やるべき事を全てやっておく」と言う当たり前の事ではあるが、現代の社会生活に追われていると忘れてしまうような場面を再構築しているかのように思えた。
●教室の準備が終わり再び挨拶を交わすと、少し高く軽いハスキーな音色を持つ彼の声がとても印象的だ。華道教室というと生け花の求道的側面を感じ取ってしまうが、彼の活動を見ると自分の道は求めてはいる物の、それを教え伝える道としてとらえるのではなく、花を生ける人各々が作り出す世界観を大切に生けるようになる事を考えているようだ。
しかし、あくまで「花生け」教室で上野氏の行おうとしているのは「花道」の様な「道」という哲学的な側面を考える事ではないと言い切っていた。
●上野氏の行う活動は花を生ける事だけに留まらず、花を破壊するという行為をも伴い、その両局面を見せる事で、「自然の中で人がどのように生きる事が良いのか」を問うているように感じられた。花は花でありそれ以外の何者でもなく、地に根を下ろし芽を出し、根を張りそして生きるために繁殖していく、それが自然。その自然の一部を一室内に持ち込む事は人が身勝手な行為として行っては全てが台無しになる。
元々、日本の花は床の間に飾られる事を前提にはじまっているので、そのことまでも考慮して光の方向を定め花を生かしていく。それが花生けであり上野氏が行おうとしている全てであると思う。自然の中にある物こそが美しく、日本の美意識は自然の延長だと考えると、日本人の美意識が見えてくる。日本人は身勝手な行為を通しての美ではなく自然の景観を自然のまま内に入れていく。借景という考え方はその根本をよく表していると思う。
現代社会、無理を通して人は生きている。欲が欲を呼び、欲を満たすために人を人としても見ない行為がまかり通っている。政治がどう変わろうが、人は人であり、それ以外の何者でもなくただ単に「生きるために生きる」それで良いのではないだろうか。
ちょうど選挙の時期に上野氏の「花生け」を見せて頂きながら、社会を見事に変換させて見せようとする政権交代などと言う政治意欲は好感が持てるが、流れを止めない見えない動きにこそ未来社会への展望があるように感じられた。
●上野氏の活動は彼のWebサイトに様々な写真とムービーが置かれているので、是非公式ページに訪れ、全ての活動を御覧になる事をお薦めしたい。右ムービーでは、私がもっとも気に入った「動」の中にある「はないけ倉庫[HANAIKE SOKO]」をリンクさせた頂いた。
上野雄次 公式サイトーHANAIKE
| [花生け]インタビュー |
| Vol.010 |
| 「動」はないけ倉庫[HANAIKE SOKO] |
| 「静」Photograph by HIROSH MITANI |
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キャラクター制作・デザイン・グラフィックアートを扱い、特にペ イントアートには定評がありペンタブレットの株式会社WACOMで も紹介され、 Painterで有名なカナダCOREL株式会社サイトでは Painter Masterとして登録されています。
※フリーランス、aiD'en会員、Digital Image 会員、デジタルハリウッド講師、韓国KIDP客員教授